共同利用研究
研究に利用される様々な生物遺伝資源は、必ずしも安定した長期保存技術が確立されているとは限りません。長期保存技術が確立されていない生物遺伝資源は、現状ではIBBPセンターでのバックアップ保管が困難です。そこで平成25年度よりそのような生物遺伝資源を対象に、新規長期保存技術開発を目的として共同利用研究を実施することとなりました。この共同利用研究では国内の教育・研究機関に所属する研究者がIBBPセンターの教員と共同して、生物遺伝資源の新規長期保存方法の樹立を目指すもので、以下の研究が含まれます。
1)長期保存技術が確立していない生物遺伝資源の凍結、低温、常温を含む新規保存技術の開発
2)低温保存技術の改良に資する基礎的な低温生物学的研究
1件あたり年間上限 50 万円の研究費を助成し、予算の執行は基礎生物学研究所が行います。
共同利用研究予算は、消耗品購入費、出張旅費、論文関連費に執行できます。
消耗品、出張旅費の詳細については FAQ を参照してください。
申込方法
詳細、申込方法は下記ホームページに掲載しております。
2024年度共同利用研究の申請受付期間:2023年12月4日(月)17:00 まで(締め切りました)
※ 基礎生物学研究所共同利用研究の申込は、自然科学共同利用・共同研究統括システム”NOUS (NINS Open Use System)”(Web入力様式のシステム)より申請してください。詳細については、上記リンク、「共同利用研究の公募について」よりご確認ください。アカウント登録は手続きに日数がかかりますので、日程に余裕を持って申請を行ってください。
研究成果の発表の際の謝辞記載について
上記基礎生物学研究所共同利用研究での成果を論文にされる場合は、基礎生物学研究所による生物遺伝資源新規保存技術開発共同利用研究として行われたことを明記していただきます。
記載例)
This work was supported by NIBB Collaborative Research Program (○○NIBB○○○) to **(研究代表者イニシャル).
※カッコ内は採択時に通知される課題番号
採択課題一覧
【令和 6 ( 2024 ) 年度 採択課題一覧】
過去の採択課題一覧は、こちらをご覧ください。
IBBPセンター担当教員
成瀬 清 特任教授(naruse(at)nibb.ac.jp)、栂根 一夫 助教(tsugane(at)nibb.ac.jp)*(at)を@に替えてください
個別共同利用研究について
生物遺伝資源新規保存技術開発共同利用研究以外でIBBPセンターの施設の利用を希望する場合、個別共同利用研究を申請してください。採択されるとIBBPセンターの施設を利用できるほか、IBBPセンターまでの旅費・滞在費を予算の範囲内で執行することができます。