IBBPセンター施設/設備
委託された生物遺伝資源を安全に保管するための設備を備えています
IBBPセンター外観
震度7クラスの地震にも耐えられる耐震性が高い(通常の約1.5倍)建物です。
ガス及び軽油の2種類2段階の非常用発電機で停電に備えています。
液体窒素自動供給システムにより、液体窒素タンクに液体窒素を定期的に自動充填するほか、タンク内の液体窒素量の減少が検知された時も自動で規定値まで充填し、タンク内液体窒素量と温度が適正に保たれています。液体窒素タンクは電気の供給が無くても、‐150℃以下の温度を維持します。
生物遺伝資源保管室や種子保存室は、保管環境常時機器監視システムにより温度や設備の稼働状況をモニタリングしています。
システムにはログデータの保存や異常時の警報送信機能などがあり、安定した保管環境を整備しています。
主な設備
生物遺伝資源保管室
生物遺伝資源保管用液体窒素タンク
気相式タンク(33,800本 / 2mLチューブ)11台
液相式タンク(12,000本 / 2mLチューブ)6台
サンプルの種類や性質によって保管するタンクを分け、サンプルの損傷やコンタミを防止します。
種子保存室(4℃、湿度30%以下)
ドライキャビネット(4,536本 / 15mLチューブ)6台
遺伝子組換え体と野生種を分けて保管できます。
低温低湿で保管することで、種子の発芽率低下を抑制します。
液体窒素製造装置
ドライシッパー
(超低温輸送容器)
分子生物学実験用機器
・クリーンベンチ
・インキュベーター
・遠心機
・オートクレーブ
・サーマルサイクラー
・自動分注装置
・蛍光位相差顕微鏡
・シーケンサー
超低温保存技術開発用機器
・プログラムフリーザー
・精子運動解析装置
・オズモメーター
・示差走査熱量計(DSC)
・真空冷却加熱ステージ